第三者 Side
~アースラ・ブリッジ~
なのは達を乗せている巡行艦アースラ、臨時艦長を務めているリンディ・ハラオウンとその副官であり夫のクライド・ハラオウン。
息子のクロノやなのは達との通信をしながら透の様子を眺めている。
しかし透が姿の見えない正体不明の敵の攻撃を食らった時、リンディ達は息を飲む………が今まで伊達に戦い通しの日々を送っていない透は体勢を崩されながらもすぐに攻撃に反転し、二体の敵に刃を入れる。
が、斬れたのはフードの部分で、姿を現した敵は透と距離を取り向かい合う…………そして斬れたフードがズルズルと落ちていき、敵はその姿を現す。
リンディ「っ!?アレは!?」
クライド「艦長?どうされ「クロノ!!!」っ!?リンディ!?」
突如として席から立ち上がり、周囲の目も気にすることなく息子の名前を怒鳴る様に張り上げる。
怒り・悲しみ・焦燥………様々な感情が入り乱れている所為で、その表情は目をカッ!と見開き、そして目の焦点が定まらず、手足が震えているがなんとか持ちこたえている。
その姿に通信上のクロノは勿論、ブリッジ内にいる夫のクライドや他の局員、更には別室になのは達も通信越しで驚愕している。
クロノ『ど、どうされたんですか?かあ………んん!………ハラオウン艦長、いきなりそんな「今すぐ透君を退かせなさい!!絶対に戦わせたらダメ!!急いで!!」ぇ………い、一体どうされたんですか?何故そのような………………』
クロノの疑問は正しい、実績はあるとはいえ一介の艦長が他の艦長に命令するというのはあり得ない。
しかし、クロノ自身も自分の母親がここまで取り乱してまで自分に指示を出してくるのは只事ではないというのは理解していたが、如何せん立場というのもある………………が、リンディに加え、もう一人………通信をしてくる者がいた…………母親同様の取り乱しようだ。
ハル『クロノ・ハラオウン艦長!!透を今すぐ退かせるんだ!!』
クロノ『エメリッヒ博士?今度はあなたか……………一体どうしたというんだ!?まさか………………透が相対している敵はそんなに危険なのか!?』
ハル『違うそうじゃない!…………いや、ある意味ではそう…………危険な相手………だ………………』
クロノ『要領を得ないな、もっとハッキリ言ってもらえないか?じゃないとこちらとしても「『戦わせたら駄目よ(駄目だ)!!!』」だから!何故ですか!?』
リンディ「っ~~~~………女性の方は………………『井上 咲』……………………………透君の…………『母親』よ」
ハル『男の方は『井上 泰山』……………彼の『父親』だ』
クロノ『………………………………………………………………………………………は?』
通信上ではあるが、クロノの反応はリンディ・ハラオウンやハル・エメリッヒ以外の全員が同じ反応を示していた。
そして全員が同時に映像に出ている男女………………井上夫妻と思われる者達を見た。
虚ろな目で透ではない場所を見る…………実際は見ているのではないのだろう、生気の宿らない目はどこでもないところに向いている。
身体は人間の姿……………というのは勿論なく、緋村や榊同様寄生されており、動植物の部位を無理矢理くっつけられたような姿だった。
クロノ『………ま…………待って下さい………待て待て待て!…………本当に……………アレが………透の両親なんですか!?』
狼狽するクロノにリンディとハルは答える、リンディに至っては今にも泣きそうだ。
リンディ「えぇ………………咲のあの顔………忘れるはずない……最後にあった時と同じ顔よ」
ハル『あの能天気そうな顔だった泰山が…………』
すると、二つの場所………通信上で何かを殴りつける音が聴こえてきた…………クロノとはやてが機材や壁を殴ったのだ。
クロノ『クソッ!人を何だと!!??』
はやて『どこまでも外道やないか!!』
ちなみにはやて以外にも複数の人数が壁を殴っていた…………あのなのはやフェイトまでもが感情に任せて殴っていた。
ハルカや響子に至っては、力を込めて殴ってしまった為アースラの壁に穴が開いてしまいアースラの乗組員に恐怖を植え付けてしまっていた。
~透のいる管理外世界~
姿を現した両親と相対し、構えていた態勢を解き、腕もだらんと下げてしまい頭も俯くように下を向いていた。
ヤクモ『………』
ライラ『………』
リコ『………』
透のデバイスであるヤクモ達も沈黙を保ったまま何も言わない。
するとクロノから通信が入る……………クロノだけではなく、通信出来且つ透の知り合い全ての者からだった。
クロノ『透!!退け!!今すぐそこから退くんだ!!』
ハルカ『アンタが戦うこと無いわ!!』
リンディ『お願い透君!!透君が咲と戦う所なんて見たくないの!!』
ギンガ『透さん!!代わりに私が戦います!!ですからどうか!!』
しかし、声を掛けてくるのは何も味方だけではなかった………………。
ハウエンクア「ヒャッハハハ♪どうどう?久々のパパとママとの再会だよ?嬉しいだろ?会いたかっただろ?」
ヴィータ『あのクソ野郎………』
シグナム『透!奴の言葉を聞く必要はないぞ!!』
ハウエンクア「君の為に色々と『お色直し』してあげたんだよ?スッピンじゃ申し訳ないからねぇ」
響子『この腐れ外道がぁ!!!!』
なのは『透君!!お願い退いて!!!』
通信越しと目の前の敵であるハウエンクアが喋るばかりで、当の本人の透は沈黙を保ったまま俯く…………が。
ボリボリと後頭部を掻き、ハァッと溜息を吐き、空を見上げ………口を開く透。
透「……………………………うるさ」
突然の透の反応に全員が静かになった、透は刀の峰で首の後ろをトントンと叩きながら再び溜息を吐く。
透「本人差し置いて勝手にヒートアップするとはな………まったく聞いてられんよ」
ハウエンクア「………………は?」
ヒエン「………貴殿は………」
透「お前らが外道なのは前から知っている、今更怒り散らしたところで何になる?」
ヒエン「…………怒っていない……のか?」
透「うん?………………まぁ…………うん…………確かに憎かったり悲しかったり、怒りなんかも当然ある………が、それは『いつもと同じ思いであり感情』だ」
トントンと叩いていた刀の切っ先を両親に向ける。
透「そこにいるのが本当に俺の両親だとしてもだ…………二人は既に『死んでいる』んだ、この俺の目の前で殺された……この事実は変えようがない上に魔力感知から見ても明らかだ、そして仮に両親じゃなかったとしても、別段何も思わんな………あぁ、一応両親であることは確認している…………俺のデバイスが教えてくれた、先程の俺に対しての攻撃でな」
透「まぁ普通に死者を弄ぶ貴様等がさっきも言ったように外道というだけの事………それ以上の感情は無いな……………」
そこで透は声を張り上げ只管に「退け」だの「戦うな」だのという言葉を思い出す。
透「あっ!もしかしてお前等、俺が両親を見て暴走するとでも思ったか?残念でした、自分でもビックリするくらい冷静だよ」
透「そこへ行くと俺はとうに『壊れて』いるんだろうな、死んだ両親を目の前に何も『感じない』………いや違うな、この後の事を考えているな………………両親の事以上に」
そう言うと透は顔を上げ、ハウエンクア達をニヤッと笑いながら見る………………が、ハルカやなのは達はそんな透を…………見ていられなかった。
ハルカ『(怒っていない………えぇそうなんでしょうね、不自然な位に冷静だもの…………でも内心……内面は違うんじゃないの?………感情は無い?………………なら何で『万華鏡写輪眼』の眼になっているのよ………『神威』を発動させる意味も無いのに眼が変わるなんて………そんなの…………)』
なのは『(目は口程に物を言う………その証拠があの『万華鏡写輪眼』………透君…………壊れてるなんて言わないでよ…………透君は壊れてなんか…………)』
フェイト『(ずっと探していた両親が目の前に現れるんだもん……でも…………)』
アリシア『(でもそれがただ敵として現れるだけじゃなく、Sシリーズのように弄られ道具のように扱われる)』
はやて『(そないなモンを見て、何の感情が無いなんてあらへんよ………透君)』
しかしなのは達が見ている映像の透は、なのは達の思いとは裏腹に淡々と答えていた。
透「俺としては寧ろ逆に、んー……………嬉しさっていうのか?お前等に感謝すらしている…………礼を言おう……俺はずっと両親を探していた、探していた理由は………別にあるがな」
ヒエン「別だと?」
透「あぁ…………………とはいえ、別に俺としては怒っていないわけではないよ、それが両親に対してではなく…………どちらかと言えば『お前等』に対してだよ」
刀の切っ先を今度はヒエンとハウエンクアに向ける。
ヒエン「某達?」
ハウエンクア「何言ってんのさ?君とは今日初めて会ったんだよ?なのに君の怒りを買う理由なんてこれっぽっちもないよ?」
今し方透の両親や榊たちを物のように扱ったキチ○○とは思えない言葉だった。
透「だろうな、だがお前等が本当に『向こうの世界』の奴なら………死んだ後でもこんな事して恥ずかしくないのか?」
透の発言に大半の者は『?』と浮かべているが、転生者のハルカや勘のいい者は驚く。
透「お前等は充分向こうでやらかしたのに、ここでも同じようにやらかして…………何がしたいんだ本当に」
ハウエンクア「何だそんな事か…………」
ハウエンクアが鼻で笑いながら得意気に答えようとすると、透が左手でそれを制する。
透「あぁいや、別に聞きたいわけじゃない…………聞こうが聞くまいが、お前らを倒すことに変わりはないからな」
ブンッ!と持っていた刀を振り下ろす。
ハウエンクア「君が?僕達を!?やれるもんならやってみろよ!それにこっちには君のパパやママがいるんだぞ?」
そう言うとハウエンクアが自身の目の前に立っている透の父、泰山の背中を蹴り飛ばす。
透「………死体蹴りか………いい趣味しているな」
溜息をつき、刀を『霞の構え』を取る。
透「ということだ、俺はアレ等を相手にするんで………クロノ、お前等は先にミッドチルダに行って機動六課や聖王教会の援護に向かえ」
透は構えながらクロノに通信し指示を送る、しかしクロノは食い下がる。
クロノ『だが透…………お前は「勝つさ」……何でお前は拘るんだ………………』
透「コレは俺の戦いだ……………そうだな、言ってみれば『井上家の問題』だな」
クロノ『そんな個人的な!?』
透「それにだ、AMFの件を忘れたか?ココには二つあった、一つは全体に向けて、そしてもう一つは俺限定……………つまり俺が来ることは想定済みだったんだよ」
クロノ『……………』
透「それに両親を投入してきたという事は、少なくとも向こうは…………敵は俺が『井上 透』であると認識している………お前達以外にバラしていない筈なのにだ……………なのに認識している、そして両親を出せば俺が出てこざるを得ない、だからAMFを設置したんだ、両親は……………俺を誘き寄せる為の『エサ』でしかなかったんだ………………そして見事に俺が釣れたわけだ………まぁそれがわかったのはついさっきなんだがな…………なんとも間抜けな話だ」
リンディ『そんな事………!!』
透「まぁ捉えようによっては、これはチャンスなんで………俺にとってはね…………だから別に気にしてないですよリンディさん』
リンディ『………………透君………』
透「正直、貴女が母を覚えてくれている事が俺としては嬉しかったんですよ…………………そういう事だクロノ………それに今向こうは人手が必要の筈だ、機動六課や聖王教会……そして暁だけでは流石にな」
クロノ『………』
透「お前こそ個人的な感情で判断を鈍らせるな、ココで俺がこいつ等を倒すもしくは足止めし、お前達はミッドで救助や救援に向かう………それに誘拐された者の救助もな……………合理的だろ?」
クロノ『……………………わかった』
透「あっ!そうそう、危なく忘れる所だった」
構えた状態から左手で指を指す、その方向にはグッタリと倒れている異形の姿の緋村と榊がいた。
透「アイツ等も連れていってやってくれ、恨み言はあっても………別に殺してやりたいと思ってもないし、助けられるなら助けてやれ………助かればだが………念の為拘束して、治せるかハルと相談してみてくれ」
クロノ『榊達か………わかった、ナカジマ陸曹!グランガイツ隊長と共に回収を!拘束を忘れるな!』
ギンガ『し、しかし透さんは!?』
クロノ『我々が残っても足手まといだ……………それに………透の意思を尊重したい』
ゼスト『……了解した』
ギンガ『グランガイツ隊長!』
クイント『ギンガ、任務優先よ………井上君の事を考えなさい』
母親に諭され拳を握り項垂れ押し黙るギンガ、そして改めて敵と向き合う透。
透「さて、そういう事なんでお前達を纏めて相手をしてやる…………嬉しいだろ?」
ハウエンクア「……………強がるなよ、肉親に手を掛けられるのかい!?言っておくけど、このゴミは正真正銘君のパパとママだよ!それに君だけで僕達の相手?思い上がりもここまで見るのは『トゥスクル』の皇(オゥロ)以来だよ!!」
透「ハッ!その皇に良い様されて、終いには呆気なく死んだ奴のセリフには重みがあるねぇ…………何だったか?あ~確か、『糞尿垂れ流して、許しを乞えば~』だったか?…………まぁ結果は言わずもがな、言った本人がなりかけていたっけな?」
ハウエンクア「…………貴様ぁ……」
透「まぁ?そんな事言った奴も、結局はボロ雑巾のように使われて三下のように退場しただけの雑魚で終わったけどな」
ヒエン「落ち着けハウエンクア!挑発に乗るな!」
透の煽りにハウエンクアは短気を起し、ヒエンは止めることが出来ずにいた。
ハウエンクア「君ぃ………そんなに死にたいなら両親に殺させてやるぅ!!……………いや、僕の手でボロ布のようにズタズタしてやる!!」
そう言ってハウエンクアは自身の『アヴ・カムゥ』に搭乗する。
ヒエン「くっ…………」
遅れてヒエンも搭乗するが、そんなヒエンの背中を透は冷ややかな目で見ていた。
ハウエンクア『後悔なんてさせないさ!する暇も無く、惨めに死ねぇ!!行けぇ!自分達の子供を八つ裂きにしろ!!』
鉤爪のような手で泰山と咲…………のようなキメラに指示を出す、二体はハウエンクアの指示通りに透に向かい駆け出す。
透「――――――――」
警戒を強め、何かを口にする透。
………………………………………………
………………………………
………………
それから三十分、透と両親及びハウエンクア達との攻防は続いていた………というより、透は攻めず回避に専念していた。
ただ回避するだけではなく榊と緋村から距離を離すために適度に牽制しつつ離れるようにして回避する、そのお陰でギンガ達は二人を回収することが出来、『クラウディア』に帰投する事も出来た。
泰山の鋭い爪のような手を刀で受け流しつつ、身体を捻りながらジャンプし回避する、そうしているとクロノから通信が入る。
クロノ『透!二人を回収した!!』
透「そうか、ではそのままさっき言ったようにミッドへと向かえ、俺はもう少しかかる」
クロノ『………………本当に残らなくていいのか?』
透「あぁ、寧ろ邪魔になる」
クロノ『………………』
透「それに…………俺はココで俺の役割を果たすさ」
クロノ『役割?何の事だ?』
透「両親、AMF、手強いコイツ等…………俺をココに釘付けにしておきたいんだろう……いや恐らくそれだけじゃないかもな……………とにかく俺はココでコイツ等を倒していくさ」
クロノ『………さっきも言ったが、僕はお前の意思を尊重する……………直接………終わらせるんだろ?』
透「あぁ………そうだ………………誰にも邪魔されたくないし、誰にもさせない」
クロノ『わかった………だが無事に来いよ』
透「オイオイ、フラグか?やめろ縁起でもない…………まぁ俺はしぶといんでね、サクッと済ませるさ」
通信を切ると目の前の敵に集中する。
ハウエンクア『何だい!?あんな大口叩いておきながら、ちょこまかと逃げるだけじゃないか!!やっぱりパパとママを傷つけたくないのかなぁ~?』
透「………まぁ間違ってはいないな」
ハウエンクア『ヒャハハ!ヒエン!コイツやっぱハクオロ皇みたいに甘ちゃんだよ!攻撃してこないよ!』
ヒエン『……………』
押し黙るヒエンに透は相変わらず冷めた目でヒエンをチラッと見る、その間も回避している。
ハウエンクア『とはいえ、さっきの事もあるからねぇ………そろそろ僕も参加しようかな!!』
ダンッとハウエンクアの赤い『アヴ・カムゥ』が地面を蹴り一気に近付いてくる。
透「っ!(予想以上に速い?)」
巨体ではあるが、そのスピードは巨体に似合わず速く透と泰山達に一瞬で割り込んできた。
ハウエンクア『そらっ!』
鋭い鉤爪を振り下ろすが、ただ早いだけの単純な攻撃は透には通用せず、透は難なく回避し反撃しようとする………………が。
ハウエンクア『甘いんだよ!!』
振り下ろした腕のあちこちから爪のような触手が伸び、それぞれが透を突き刺そうと降り注ぐ。
透は反撃を即座にやめ回避に専念し、事なきを得た。
透「やはり強化はされているか」
ハウエンクア『そりゃそうさ!しかも…………こんな事も出来るんだよ!!』
ハウエンクアの全身から先程の触手が伸び、半分は地面から、もう半分は上から降り注ぐように、上下から透を刺し殺そうと触手が襲い掛かる。
そして左右からは透の両親の泰山と咲が無情にも透に襲い掛かる。
ハウエンクア『そらそらぁ!必死に避けないと死んじゃうよぉ~~?それに攻撃しないといつまでも終わらないよぉ~?…………あ、ゴメェ~ン!そう言えばパパとママを傷つけたくないんだったっけ?それじゃぁ攻撃したくても出来ないよねぇ?』
腹立たしい声に反し、言っていることは的を射ていた。
実際透は攻撃してはいない、それは両親に対し少なからず可能性を感じているからか。
透の近くで飛んでいるドローンが現在の透を映し、それをなのは達が見ているのは変わらないが……………見ている者達は漏れなくハウエンクアに殺意を燃やしていた。
透「そうだな、攻撃は………しないな…………今はな」
透はあっさり認めた…………が。
透「だがお前達は別だ」
透の眼…………『写輪眼』は僅かな隙を見逃さなかった。
透はハウエンクアの爪の雨と檻、そして両親の攻撃と位置を見極め、回避しながら『影分身』を一体出し、『影分身』と共に爪を避けながら本体の『右手』と分身の『左手』に魔力…………それも魔力変換で雷を纏い流す………二人の透の手とその間から”バリバリ!!”と音を立て一本の雷の線が発生する。
透「『雷伝』!!」
影分身の左手から透本体の右手から同質の雷の魔力が流れ、雷の線となりハウエンクアの触手のような爪を分身と共に、時に位置を入れ替えながら、襲い来る攻撃を回避しながら次々に薙ぎハウエンクアの搭乗する『アヴ・カムゥ』の両脚ごと切断する。
透「驚いたか?自身の魔力と相手の魔力を同程度に合わせ、さらに同質の魔力であれば、こんな風に繋げるなんていう芸当も出来る…………なんて、こんなのは今みたいな分身が使える俺だから出来る事だ………後はまぁ、血縁者同士とかな………………例えば双子とかな…………まぁコレはかなり難しいだろうがな」
大量の爪と両脚を失ったハウエンクアは情けなく地面に倒れこむ…………情けないのはそれだけではなかった。
ハウエンクア『ギャァァァァァ!!脚が!僕の脚がァァ!!』
『アヴ・カムゥ』でのた打ち回る姿はかなり滑稽な姿ではあるが、透は分身を消し『雷切』を維持したまま跳躍し『アヴ・カムゥ』頭部目掛けて振り下ろそうとする。
透「っ!?」
しかしそんなハウエンクアを助けるかのように透の母親、咲が割って入り、透は『雷切』を強制解除し咲を蹴り飛ばし、またも距離を取る。
透「………………」
ヒエン『ハウエンクア!大丈夫か!?』
咲を差し向けたのかわからないが、透が距離を取ったためヒエンがハウエンクアの側に駆け寄る。
ハウエンクア『ヒ、ヒエン!あ、アイツの親を盾にしよう!アイツ………………自分の親には打撃は与えても致命傷は避けてる!傷つけたくない証拠だよ!』
ヒエン『………ハウエンクア…………しかし某は………………』
ハウエンクア『今更いい子ちゃんぶるなよ!?』
言い合っている二人を眺めながら透はとある人物に通信を取る。
透「………………そろそろ結果は出たか?ハル」
ハル『あぁ………色々とすまない』
通信相手はハルだった、透はハルにとある『頼み事』をしていた。
透「いやいいさ、お前もリンディさん同様に父さんの事で混乱していたんだろうさ…………あの科学者がねぇ…………なんて言われかねんくらい取り乱していたな…………それで?………『どこだ?』」
ハル『………………二人とも『左手の薬指』だ』
ハルの報告を受け、聞いた先を見つめ透の口元が緩み「フッ」と微笑んだ。
~~アースラ内部~~
場所は変わり、現在ヴィヴィオ救出及びミッドチルダ内で起こっている暴動の鎮圧に向かっている最中だった。
ヴィヴィオの事は心配ではあるが、なのは達も伊達に死線を潜り抜けてはいないからか幾分は落ち着きはある、寧ろヴィヴィオ並みかそれ以上に今心配なのは透の事だ。
両親を敵として投入してきたハウエンクア達に憎悪を抱いたが、当事者の透本人が気にした様子を見せずにいた為かなのは達は多少なりとも肩透かしを食らったが、そんな透が碌な攻撃をせず防戦一方で、唯一攻撃したのはハウエンクアの両脚を切断したくらいだ。
透の攻撃を見たアリシアは妹であるフェイトと顔を見合わせる、どうやらフェイトも同じことを考えていたようで、二人は互いに頷き合った。
しかしそれっきり攻撃しない透の姿に不安と焦りを見せるなのは達。
ハルカ「やっぱり両親を攻撃なんて出来ないんじゃない!クロノ!ギンガ達を援軍に!」
避け続ける透に業を煮やしたのか、ハルカがクロノに指示を出す。
クロノ『緋村たちを回収してもう発進した…………今から戻っても………』
はやて「そんな………」
クロノ『それに戻るつもりは無い………アイツ…………透は……………自分で引導を渡すつもりだ』
ハルカ「でもそれだといつまでも両親に攻撃『その心配はもう無いよ』………エメリッヒ博士?」
クロノとなのは達の会話にハルが割って入る。
ハル『透が今まで攻撃しなかった…………いや出来なかったのには理由がある』
はやて「両親が相手やからやろ?」
ハル『それは…………それも無い事も無いんだろう、だが実際は違う』
フェイト「実際…………というのは?」
ハル『透は待っていたんだ、私が泰山達をスキャンし終えるのを』
ヴィータ「スキャン?オイ、一体何をスキャンしてたんだ?」
ハル『透は…………彼は泰山と彼の奥さんの身体で無事な一部、組織を調べるよう私に指示を出した』
アースラ、クラウディアに乗る者達、ハルの通信を聞いた者達は一瞬何のことかわからず呆気に取られていた。
ハルカ「………ま、待って!無事な身体の一部ってどういう事?」
ハル『透はわかっていたんだ………………泰山達が既に死んで、しかも死体を奴等に利用されている事を』
ハルは淡々と語り出した。
ハル『分析した結果、今の泰山達は周囲のキメラのように泰山達の皮を被らせた様々な獣の寄せ集め……本人たちの骨等は………………取り除かれたか……その生物の体液で溶けたか』
ハルの説明を聞いていたキャロが口を押え静かに泣き出してしまう。
ハル『そんな状態の中で、唯一無事な部位が………………二人とも『薬指』だった、透はその無事な部分を知りたがっていた』
シグナム「しかし何故透はそんなことを?」
シグナムが疑問を口にするのと同時に透は『神威』で三本の苦無を出し、一本を咥え、残り二本を両手に持ち高速で両親の下へと移動した。
ハル『それは、透曰く』
ハルが説明していると同時に透は二人に近付いた瞬間、『影分身』を二体出し、分身で両親を羽交い絞めにして取り押さえ、本体である透本人は持っていた二本の苦無を両親の影のある地面に突き立てる………『影縛りの術』を使った。
ハル『両親の……『遺骨』が欲しいから…………だそうだよ』
行動不能になった分身と両親に近付き、透は咥えていた苦無を手に持ち父の左腕を脇と腕を使い固定し、そして左手を掴み、そのまま薬指………それも『指輪がはめられた薬指』を苦無で切断し、回収する………咲も同様に切断する………………二人とも『指輪』がされていた。
ハル『君達の地域では火葬……というのをするそうだね、そして骨にして埋葬するという事をしているそうだね、透がやろうとしているのはまさにそれさ』
二人の指を回収した透は愛おしく………とまではいかなくとも想いを馳せているような目で両親の指を見て、『神威』で小瓶を取り出し、『氷輪丸』で両親の指を瓶ごと氷漬けにする。
透『ゴメン、今は埋葬するのは無理じゃけど………絶対に墓に入れるけぇ………ちょっち待ってやね』
そう二人の指に謝ると、透は『神威』で氷漬けの瓶を取り入れる。
そんな透のしていることを見ていると、なのは達地球組は全員ハッとした………昔から透が墓参りに行った姿を見たことが無い………それはそうだ、参る墓が無いのだから。
アリシア「でも………透のお父さんとお母さんのお墓って………どこにお墓建てるんだろ?」
少し疑問に思う部分がズレているが、正直ほとんどの者が疑問に思っていた。
というのも、透は無縁仏で誰も眠っていないお墓を立て、そこに参る………という行為をしてきた記憶が一緒に住んでいたフェイト達には無かった為、謎に思えたようだった。
リニス『お墓なら、私が既に用意しています』
アリシア「うわぁ!?リ、リニス!?」
するとそこにリニスが通信してくる。
リニス『プレシアや貴方達が来る少し前に、透に言われて近くのお寺にお墓を建てたいと希望をし、空きがあったのでなんとか建てました………とはいえ、ご両親の遺骨は入っていませんが……………』
何とも言えない空気が透を見ている者達の空間に流れる。
しかしそんな者達の事なんて知ったことではないと言わんばかりに、戦いは続いている。
両親を拘束していた分身は消え、苦無の効力も無くなり自由の身となった両親は遂にその姿を露わにする。
ビクビクと震えたと思えば、泰山の顔が割れ頭の部分から花のようなモノが生え、両腕はタコかイカのような触手が何本も生え、脚はネコ科のどれかのような姿に変貌し、咲は背中から蜂のような羽が生えた事により空中を飛び、腕はカマキリのような鎌………だが本物の鎌のように鋭利な刃が現れ、脚は鷹のような鋭い鉤爪に変わった………いよいよもって人では無くなりキメラとなった。
そんな二人の変貌っぷりを目の当たりにしても透は表情を一つ変えなかった、しかし両親と最も親しかったリンディとハルはかなりショックを受け、リンディに至っては親友の変わり果てた姿を見て号泣してしまい、夫のクライドが慰めている。
リンディ達程ではなくともなのは達もショックを受けていた、そして表情を変えなかった透も実は変わっていた…………それは哀れみだった。
透の目の前には完全に異形と化した両親、未だ絶えず襲ってくるキメラやSシリーズ、そして何故か癇に障るヒエンとハウエンクア。
後顧の憂いが無くなった透は魔力を全開放する為、溜まりに溜まった怒りをぶつける為、そして何より…………皮(がわ)だけだったとはいえ両親を楽にしたかった為…………透は解き放つ。
透「万象一切灰燼と為せ、『流刃若火』」
解放と同時に刀身が炎に包まれ、自身の周り一帯を炎で包み込めるほどの火力がキメラ達を襲う。
少年時代、強力過ぎる故使えなかった斬魄刀『流刃若火』…………最後しようしたのは透が消えた時、虚数空間内での一瞬だけだった。
レアスキル『貸出』でシグナムが使用してはいたが、それはユニゾンあっての事で、しかも時間制限があった。
しかし、本来の使用者である透は厳しい修行を経てユニゾン無しでも使用は出来る………が、完全に制御が出来ないでいたため使用は控えていた………………というより使用しなかった。
だが周囲には誰もいない為、目の前には自身の『敵』しか存在しなかったので、存分に使うことが出来る。
そしてキメラが解放の影響の被害を被っていると同時に、透は『瞬歩』で両親の前に高速で現れ、刀を一振り………下から斬り上げた。
"ゴォォォッ!!"と泰山と咲の二人に火柱が立ち込め、一瞬にして二人は炎に飲まれ焼かれた。
出力調整はされてはいるが、本来ココで泰山と咲は『流刃若火』の炎に肉が焼かれ白骨状態になるが、透は敢えて出力調整はせず…………手加減無しで焼いた……………何故なら薬指を斬り落とす前にハルに調べさせわかっていたのだ………両親は骨すら残されていないことに。
その一撃は、まさに地獄の業火の如くに相応しい焔だった。
透「………………安らかに」
消し炭になった両親の形をしていたキメラは地面を焦がし跡形も無く焼失した。
あまりの攻撃力だからか、それとも『流刃若火』が危険過ぎると本能が伝えているからなのか、キメラ達は立ち止まり怯えており、Sシリーズは構わず突っ込んで来ようとしていた………そして。
ヒエン『オォォォォォッ!!!!』
俯いてはいたが、油断していなかった透をヒエンはハウエンクア同様の強化された『アヴ・カムゥ』で瞬時に透の目の前に現れ、大刀を振り下ろした。
"ドゴォォォォォォンッ!!!"と透とヒエンを中心にクレーターが起こるが透は無表情で、しかも素手でヒエンの大刀を受け止めた。
ヒエン『くっ!?』
透「ほぉ………………力はそこそこと言った所かな」
感嘆の言葉を言った透だが、そのままヒエンの大刀を掴んだまま離さず、『流刃若火』でヒエンの『アヴ・カムゥ』の片腕を斬り飛ばした。
盛大に血が噴き出しながらヒエンは透から距離を取ろうとハウエンクアの隣までジャンプした。
ヒエン『ハァ……ハァ………化け物め…………』
特に透と戦っていないのに、たったの一撃で肩で息をするヒエン…………とはいえ、片腕を斬られた上に、『流刃若火』の威力と炎、そして透の殺意と魔力を当てられているのだから息も乱れる。
すると、すっかり怯えていたハウエンクアがとんでもない事を口にしだす。
ハウエンクア『ヒ、ヒエン!も、もう『アレ』を使うしかないよぉ!!!???』
ヒエン『なっ!?待てハウエンクア!まだ某はやれる!『アレ』を使うことなど!!』
ハウエンクア『そんなの知ったこっちゃ無いよ!!このままじゃ僕達死ぬんだよ!?折角生き返ったのに、こんな所で死んだら向こうで死んだ時と何も変わらないじゃないか!!僕は使うからな!!!』
そう言うと、情けなく仰向けに倒れていたハウエンクアが上半身を何とか起こし、右手で顔を掴んだ。
そんなハウエンクアを見て、ヒエンは躊躇ってはいたが『致し方無いか』と言い、同じように自身の顔を掴んだ。
ヒエン ハウエンクア『『仮面(アクルカ)よ!!』』
二人同時に声を大にし、詠唱する。
ヒエン『我等は求む、扉となりて!!』
ハウエンクア『根源への道を開け放て、そして僕達に寄越せぇぇぇぇ!!!』
ヒエンとハウエンクアから光の柱が立ち昇り、その光の柱の中で二体の『アヴ・カムゥ』が姿を変えていく。
ヒエンは腕がより太くなり失った腕が再生し、更には腕と大刀が一体化した状態でもう一本大刀を持ち二刀流になっていた。
ハウエンクアも同様に失った脚が再生するだけでなく、腕も伸び、全身に雷を纏うような身体を得た。
そして二体ともより巨大化していき顔の部分が割れ、怪獣のような顔…………『ウィツァルネミテア』のような顔になっていた。
ハウエンクア『ハァ………………ヒャハハハハハハハ♪♪凄いやコレ!!あの時よりも凄い強くなったよ!!』
ヒエン『コレは……………………コレならば!』
ヒエンが跳躍し透の頭上から腕と一体化した大刀を振り下ろす、透はそれを『流刃若火』で受け止める。
透「くっ!?」
ヒエンの攻撃に耐えかねず透は膝を少し折ってしまう。
その場に留まるのは危険と判断した透はヒエンの大刀を横にズラし、『瞬歩』で距離を取った…………あのままいたら横から残ったヒエンの大刀の攻撃かハウエンクアが攻撃してくる恐れがあったからだ。
しかし距離を取った束の間、ハウエンクアが先程の触手のような攻撃を仕掛けてきたが透も先程同様回避する、だが触手が地面に突き刺さると同時に触手から棘のような突起物が現れ射出される。
透「っ!?」
しかし流石は透と言った所か、驚きこそあったもののそれらすらも身を屈めたり、少し飛んで回転したりと回避していく………が。
ハウエンクア『そんなので避けた気にならないでよ!!』
ハウエンクアから電流が走る、するとハウエンクアから伝った電流が触手へと流れ、飛んで行った棘にも移り、それらが繋がり先程透が放った『雷伝』のように連鎖を起す………宛ら雷の檻のように。
透「づぁぁ!!??」
攻撃の雨を掻い潜る中、雷が回避する先を塞ぐように張り巡らされ透は引っ掛かり喰らってしまう。
喰らいはしても、思いの外威力が低いのか透は『流刃若火』をハウエンクアに向け振るうが、仮面の覚醒で変化したからか、より俊敏になったハウエンクアはヒエンの近くにへと移動した。
雷に当たったからか身体からプスプスと煙を立ち込める透。
ハウエンクア『最高だよこの力!!この力があればあの皇と僕達をいいように利用した昔の主様をも倒せるよ!!』
ヒエン『気を抜くなハウエンクア!それはお前の力ではない事は頭に入れておけ』
ハウエンクア『ハイハイわかってますよ』
言い合っている二人の隙を突くように透は『瞬歩』を使い一瞬でヒエンの足元に移動し、ヒエンの一体化していない方の腕を斬り落とした。
ハウエンクア『ヒエン!!??このぉぉ!!』
ハウエンクアの触手攻撃を『瞬歩』で避け距離を取る、ヒット&アウェイだ。
ハウエンクア『気を抜いちゃダメなのはヒエンの方だったみたいだね…………大丈夫なの?』
ヒエン『………………問題ない』
その言葉通り、ヒエンの腕が再生した……………恐らく覚醒したからなのか、明らかに仮面が関わっているだろうと透は推測する…………恐らくハウエンクアも雷や俊敏になっただけではない可能性も。
それと同時にこのままでは負けないまでも、時間が掛かり過ぎると思った透は考えに考えた末、渋々ながらとある『封印』を解き、とあるモノを使用しようと考えた。
納刀し深呼吸する。
ハウエンクア『おやおや?もう打つ手無しなの?ちょっと早過ぎない?』
しかし透はハウエンクアの挑発を無視し両手を銃のような形に………人差し指と中指は伸ばし、薬指と小指は曲げ、そのまま薬指と小指を絡ませず両手をくっつけるようにし印を組む。
透「領域接続…………封印………解放………『聖王の眷属』…………起動!!」
何時ぞやなのは達に言った自身の身体の事、そして先程クロノとの話で出た『聖王の眷属』の能力を解放する。
途轍もない魔力…………『卍解』した時ほどの魔力が噴き出す中、透は何かに気付き舌打ちをした。
透「チッ………『コレ』も狙いだったか…………」
しかし舌打ちしたもの、透は構わず刀を抜き『流刃若火』を構える。
ヒエン『コレが…………………『あの御方』が仰ってた………』
ハウエンクア『だね…………確かに凄いよ………コレが魔力ってやつなのかもしれないけど、ただ魔力を解放した所で強くなった僕達には敵うはず………ぇ?…………炎が………消え……た?』
油断せず………されど自分達の勝利を確信に近いモノを感じ上機嫌に透を煽ろうとしたハウエンクアが突然呆けていた。
無理もない、自分達を覆うほどに出現していた炎の壁が突如として消えたのだから……………………その原因は目の前にいた。
透「卍解………『残火の太刀』」
代わりに、黒焦げになった刀を持った、右目が翡翠色の瞳になった透が佇んでいた。
Side Out
あとがき
またまた更新が遅れてしまい申し訳ありません!!!!
仕事の方は一区切り着いたのですが、そもそもの小説の内容が思うように浮かばず、そして納得出来るような出来では無かったので、ダラダラと長引いてしまいました。
そして言い訳させていただければ、仕事が忙しかったので溜めていたサブスクのアニメを見ていたのも要因の一つです……『お気楽領主』、『ヘルモード』、『転スラ』等…………………面白いですよね…………………。
今回ヒエンとハウエンクアが発動した仮面は以前に申し上げるのを忘れておりましたが、ヒエンは『オシュトル』、ハウエンクアが『ミカヅチ』の仮面で、ヒエンはオシュトルのような回復、そしてハウエンクアはミカヅチのような雷系の攻撃を発動。
あとハウエンクアに関しましては『ノロイ』のようなグロテスクな部分を想像していただければ…………ヒエンに関してはただ膂力が上がっただけと。
さてさてやっと出すことが出来ました『透の両親』と『残火の太刀』、これは絶対に出そうと思っていました!!出すタイミングがここくらいしかなかったので頑張りはしましたが………文章力の無さよ。
ちなみに両親に関しましては、もう一回出す予定でございます。
それと両親の変貌といういいますか、顔が割れたりという部分なのですが、イメージとしましては『バイオハザード』の『タイラント』や『ネメシス』、『ジュアヴォ』の様な物と想像していただければ。
そしてこれも絶対に書きたかったのが、両親の遺骨を手に入れる為、透は今まで両親を探していたんです……………そのために傷つけないように攻撃を避けたりと奮闘しており、最後には惜しむように殺す……というのが書きたかったのです!!
『NARUTO』を見返して、カカシ先生の『雷伝』……これも取り入れようと思いましたが………いかがだったでしょうか?
さて、次回はもしかしたらですが、『Vivid』のキャラを少々出す予定です…………………もしかした次々回になるかもしれませんが。
では、頑張って投稿できるようにやっていきますので、是非ともご覧ください!!
コメントお待ちしております!!
|
Tweet |
|
|
0
|
0
|
追加するフォルダを選択
第59話 遺すモノ