No.1192281

いつかの『的場浩司さん』

この世には見える人と見えない人がいる…私が見たあれは何だったのか

2026-08-28 10:35:15 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:44   閲覧ユーザー数:44

家族3人古い貸家に住んでいた

 

飲食店を営む父と専業主婦の母

父の店は酒の提供もある為か帰宅は深夜

 

いつもは

私が真ん中で川の字になって

畳に布団を敷き眠る

 

小学1年生の私…何を思ったのか

 

たまには母と父に隣同士で寝てもらいたかった

 

ある夜

私は真ん中ではなく普段は母の眠る窓側に寝た

 

 

夜中『パチリ』と目が覚める

 

布団は窓側までピッタリ敷いてある

私と窓との距離なんてどれほどのものだろう?

 

それなのに…そこに誰かが横になってこちらを見てる

 

窓側ではない壁側を見る

そして父も寝ていた

と言うことは深夜の一体何時?

 

もう一回窓の方を見る

確かに大人のサイズ感の人型で

きちんと目鼻口があり肘を立て顎をのせ寝そべり

私を見ている

 

色は蓄光…伝わるだろうか

明かりを蓄え夜になると緑も混ざったような白い光

 

そのことから『オバケが居る』と私は思った

怖くて怖くて仕方がないのに親は熟睡

 

私は頭から布団をかぶり

横から少しの隙間で再度確認するも

『うわ!まだこっち見てる』

布団に身を隠し息を殺す

 

だが流石に子供は子供

結局睡魔に負け気づけば朝だった

 

この話を信用してくれたのは父だけだった

父も『この家に何か居るのは感じてる』と言った

 

本当か嘘かは知らない

 

ただ私は大人になるにつれ

最初で最後に見たそれが本当にオバケなのか

もっと凄い…宇宙人だったりして!

決して今でも忘れることのない昔話

 

時は流れ

 

タイトルの的場浩司さんだ

 

的場浩司さんは当時のテレビ番組(ダウンタウンDXなど)で

緑の人に実際に遭遇した不思議体験を語っていた

彼が言うにはそれは新緑の緑で見たのは日中と言う

 

あれれ〜(急に名探偵コナンになったわけではない)

私が見たのはもしかして?そんなことを考える

 

人型とはいえ『新緑』が昼間外にいれば物理的に

光合成が出来そうな気がする…そしたらもしかしたら!

夜『蓄光』出来たりしないのかな?

 

大人の自分は幼い時の怖さより『真実』に関心が高まった

 

…がそんな現象を調べられるはずもなく

かつて川の字で寝たあの貸家も別の建物となり

1階には蕎麦屋がテナントとして入っていた

 

申し訳ないが私はその店の蕎麦を食べることはないけれど

 

紆余曲折の中で知床半島や石川県

自分を知る者の居ない世界を求め1人生活をしていたが

2015年10月また札幌に戻って来た

 

私にも母にも離婚歴がある

父はいつの間にか亡くなっていた

亡くなった3年後にそれを知り

心に何らかの変化が起きた…それが札幌に戻った理由だ

 

母は私とは暮らさなかった

 

長い事お一人様で自由に過ごして来た母は

私と暮らしたくなかったのだと思う

私もそれはお互い様だと思い…

 

仕事が見つかるまで居候

見つかった後はスーモ?かな?ネット検索で

物件を探した

 

実際ネットを見て不動産会社に連絡しても

なんだか冴えない返事が多かった

釣り物件広告なんだか

 

そして一度ある不動産屋に何軒か内観をお願いした

 

なかなか…自分の理想と現実に合致しない

『取り敢えず今見た3軒は辞めます』私は続けて

『今夜保証人も連れてもう一度内観をお願いしたい

…それまでにもう少し納得出来る物件を調べて下さい』

とお願いし一次解散した

 

夕方連絡があり私は保証人(と言っても母だが)

を連れとある『アパート』の内観をした

 

何だ!いい物件持ってんじゃん!私は母に

『ここがいい』と直ぐに契約をお願いし

みるみる手続きは進んでいった…

 

木造建築のそのアパートは事故物件か?

と思うくらい月々の家賃が安かった

古いが改装されてて中は綺麗だ

難点と言えば一体どういう構造なの?と思う程

トイレが詰まりやすかった…暮らして初めてわかる部分だ

 

一日目/奇妙な夢を見る

今横になっている同じ景色が広がっている

幽体離脱とかではなく

自然に目が覚めたのかな?と思うほどの同じ景色

 

そこに突然知らない男が覆いかぶさって来た!

私は咄嗟に男の左目(正確に言うと上と下の瞼)と

唇をつねった

 

備考だが叩くと反作用でこちらの手も痛い

だがつねるは最強

力の加減次第で相手は相当痛いが自分は全く平気

 

ハッと我に返った…そんな男などどこにも居ない

ただ同じ景色が広がっていた

 

二日目/また奇妙な夢を見る

今横になっている同じ景色が広がっている

幽体離脱とかではなく

自然に目が覚めたのかな?と思うほどの同じ景色

昨日同様だ

 

自分は寝てる状態

右手のある方向にFreeの情報誌がフワッと浮かび

鳥のようにバタバタ飛んだ『やかましいわ!』

イラッとして身を起こしビリビリに破ったが

ここでまたハッと我に返った…自分は横になったままで

破いたはずのFree情報誌も見当たらない

 

またもや夢落ちなのか…因みに3日目以降は普通に熟睡

 

悪霊を退散するまでにオバサンは成長したんだなと

ポジティブに解釈したい

 

いつかの『的場浩司さん』…終わり

 

 

 


 
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