No.1187548

キノ子ちゃん

新人さん

菌と書いてキノコと読ませるそうだ。 ホクト㈱はキノコを食事に取り入れることを提唱して2013年から5月24日を「菌活の日」としている。だが僕は菌の塊であるキノコなんか気持ち悪くて嫌だ。キノコは低カロリーで栄養豊富な食材だというが、僕は気持ち悪い見た目とあのグニッとする食感が嫌いなんだ。キノコの栄養だという、食物繊維、ビタミンD、ビタミンB群、カリウムだったら他の食品でも摂れるし、食物繊維は消化しないから低カロリーであたりまえなのだ。免疫力を高めるβグルカンが含まれているというけれど、グルカンとはブドウ糖が結合してできた塊のことだ。α-グルカンは消化することができるデンプンのことで、β-グルカンは消化することができない食物繊維のことだ。つまりβ-グルカンは食物繊維を体よく言い換えただけなのだ。僕は騙されないぞっ。キノコなんてこの世には必要ないものだ。…しかし調べてみると食物繊維のβ-グルカンには ブドウ糖の結びつき方がいろいろとあるようだ。なかでもキノコのβ-グルカンは独特で、身体を守る重要な働きをするらしい。日本に古くからある免疫機能を高める方法に、キノコを煎じて飲む民間療法がある。こんなことを聞いてしまうと、キノコちゃんと別れがたくなる。椎茸の成分である「レンチナン」というβ-グルカンがガン免疫を増強する研究がされていた。臨床治験が行われ1985年に抗悪性腫瘍剤「レンチナン」が承認されている。現在では新薬が続々と登場したため需要が減少して「レンチナン静脈注射用」は終売している。 "経口摂取ではない"癌患者に処方されたレンチナンの臨床データを流用して、詐欺的なキノコの「飲むサプリメント」も多かった。菌によりβ-グルカンの種類がちがうから注意が必要だというが、みんなガンを治したいから大金をつぎ込む。そして詐欺まがいの商品に引っ掛かるのだ。あっさり死を覚悟すれば騙されないのにと思う。30年ほど前にはアガリクスというブラジル原産のキノコがブームになったことがある。医薬品まがいだとクレームから下火になり、売れなくなった。 キノコの毒成分もそれぞれ異なっているし、食べられる良いキノコちゃんはとても少ないそうだ。林野庁によると 日本には4,000~5,000種類のキノコが存在しているのに食用のキノコは約100種類しかなく、毒キノコは200種類以上が知られてるらしい。良いキノコちゃんの真似をする悪の毒キノコも多いし、大半の約4000種あるキノコは、良し悪しの判断がつかないそうだ。キノコが嫌いな僕はすべてのキノコを拒否したいが、まだ少し菌に未練がある。そうだ、菌は納豆だけにして、キノコとはすんなり縁を切り別れようと考えていたら、「キノコの菌は真菌」でカビや酵母の仲間であり、「納豆菌は細菌」でバクテリアだと知った。そもそも生物の分類がまったく異なっていたようだ。どおりでキノコは糸を引かないわけだ。もう思い残すことはない。キノコとはすっぱり縁を切ろう。

2026-05-24 13:59:50 投稿 / 978×734ピクセル

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